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2007年3月17日 川崎フロンターレ-横浜FC

2007年3月17日 Jリーグディビジョン1 第3節
等々力陸上競技場 18621人


      川崎フロンターレ 6-0 横浜FC
               (3-0)
               (3-0)
 前14 ジュニーニョ
 前23 村上
 前44 マギヌン
 後3  ジュニーニョ
 後24 黒津
 後35 黒津
    

川崎フロンターレ
FW        7黒津勝        10ジュニーニョ         
MF   26村上和弘     11マギヌン       19森勇介 
           6河村崇大    14中村憲剛   
DF    2伊藤宏樹    13寺田周平   5箕輪義信 
GK               1川島永嗣


GK 1川島永嗣  5.5 少ないプレー機会のわりに、ミスキックや危ないパンチングなど不安定さが目立った。  
DF 5箕輪義信  6.0 森退場後、最終ラインが変化するものの、きちんと新しいシステムに対応し守りきる。 
   13寺田周平 6.5 横浜FCの少ないカウンターのチャンスも、しっかりとカバーして抑える     
   2伊藤宏樹  6.0 対人能力の高さが目立ち、なかなかこちらサイドから抜かせない   
MF 14中村憲剛 6.0 空いたスペースにうまく入り込みボールを拾い、パスの出しどころに。
   6河村崇大  6.0 ボール回しに守備にそつなくプレー。他に何かアピールできればレギュラーも近い。  
   19森勇介  5.5 右サイドからかなり崩していたものの、最後つまらない退場ですべてぶち壊し。 
   11マギヌン  7.0 トップ下に、ゴール前に飛び出ての仕事に。攻撃で重要な役割を果たす。 
   26村上和弘  6.5 サイドから突破し中に切り込んでもいい仕事をする。川崎の左サイドが大きな武器に
後35→4井川祐輔  -  
FW 10ジョニーニョ 8.0 ほんの少しの時間とスペースさえあれば、シュートやアシストで決定的な仕事をする。
   7黒津勝   7.5 速さ、個人技での突破、前でのボールのキープ、そして決定力。すべてすばらしい。 

SUB 21相澤 3佐原 15原田 31西山 16鄭大世


横浜FC
FW         11三浦知良     9久保竜彦        
MF  10内田智也                       14奥大介                           
             13鄭容臺        6山口素弘      
DF  27中島崇典  2早川知伸    30小村徳男   4和田拓三   
GK                21菅野孝憲

GK 21菅野孝憲 5.5 これでも、1,2点は止めていたのだが。風のせいかキックが珍しく不安定
DF  4和田拓三 5.5 横浜FC守備陣の中では良かったほうだが、黒津や村上の突破に苦しむ
   30小村徳男 4.5 マギヌンやジュニーニョの速さについていけず大量失点を招く。
   2早川知伸  5.0 とにかく受けに回ってしまい、相手についていくのがせいいっぱい
   27中島崇典 5.0 攻めは全くできず。守りも押し込まれて前にスペースを与え利用されてしまう。
ハーフ→18小野智吉 5.0 攻撃面のてこ入れにはなったが、守備で裏を取られ余計に失点を増やす。 
MF 6山口素弘 4.5 中盤のスペースを埋められず、ここを技術の高い相手に利用されてしまう。 
後20→17シウバ 5.5 個人で何とかしようとしていて、周りとの連携しての攻めはいまいち。 
   13鄭容臺 4.0 立ち上がり特に不安定で、ボールが全然足につかず大きな穴になってしまう。
   14奥大介  5.5 徐々に、徐々にチームになじみ攻撃でいいところを見せる場面が多くなった。
   10内田智也 6.0 孤軍奮闘で、なんとかボールをもらって前につなごうとしていた。
FW 9久保竜彦  5.5 相手の寄せも早く、ボールを受けてもつぶされ。ファールもらうのが精一杯。
   11三浦知良 5.5 FWにはいることで久保をうまくフォローし、ゴールに近い位置で仕事ができた。
後10→12滝澤邦彦 6.0 対面にいたはずの森が退場になったこともあるが、スムーズな攻撃の流れを作った。

SUB 1小山 24根占 16藪田 19難波


53400003
 J1昇格以降、浦和・横浜Mと続き今日は川崎と厳しい相手が続きます。逆に言えば今のうちに難しい相手に慣れておくのもいいのかもしれませんが。
 そして今日は「もう3月というのにものすごく肌寒い」です。摂氏6℃と、まるでトヨタカップか天皇杯のような寒さ。さらに風も強くサッカーを観るにはあまりいい天候ではありません。
 それでも神奈川勢同士の対戦という事でほぼ満員の客を集めての試合となりました。スタンドは熱いのです。

 立ち上がり、川崎が攻め込みます。立て続けに河村・黒津のシュート、さらには前半4分にパスミスを拾った中村のシュートはポストをたたきます。
 こう書くといつもの横浜FCの守るペースか?しかし、今日の横浜FCのディフェンス陣はミスが多く、しかも普段きっちり消しているはずの中盤に大きなスペースを空けてしまい、そこを利用されて崩される展開。いつもの分かってて受けに回る状況ではなく見た目で分かるぐらい不安定な状況で川崎の攻撃を許します。
 横浜FCの守備が不安定なところに、Jリーグ屈指の個人の力を持つ川崎のアタッカー陣がドリブル突破や自由なパス回しによって面白いように攻撃をたたみかける試合に流れに。
 そして前半14分、中盤でパスを受けたジュニーニョ。横浜FCのチェックが遅れドリブルを許しそのままシュート。これが決まり川崎が先制します。
 前半23分、右サイドを崩されて中には川崎の選手が多く飛び込み、その中で村上が押し込み2点目。終了間際に森のセンタリング、中にマギヌンが詰めて一旦GK菅野がはじくもつめて3点目。
 まったく横浜FCが手を出せないまま、前半折り返します。

 勝負も決まったし、このまま見ててもたぶん好転するきざしもないし、何より寒くてかなわない。前半で横浜FC側にいる客が何人か帰ってしまいます。

 後半から小野を右サイドバックにいれ和田を左に、後半10分には滝澤をいれ横浜FCも攻撃にシフトしていきます。しかし川崎は後半も守りに来るどころか、さらに点を取りに狙ってきます。前半は個人技が中心だったのを、後半立ち上がりには華麗なパス回し。中村→黒津→マギヌン→ジュニーニョとぽんぽんとワンタッチでボールをつなぎ、最後ジュニーニョが決め後半3分に4点目。
 後半11分に森が交代の指示を受けるもその時にペットボトルをけり、非紳士行為で2枚目のイエローで退場。これで多少横浜FCが攻める事ができるようになるも、川崎は4バックにして対応。あまり見かけない守備体系ながらこの非常事態を危なげなく乗り切ります。逆に24分ジュニーニョのドリブルから黒津にスルーパス、これを決め5点目。カウンター狙いで35分村上の相手DFの裏を狙ったパスに黒津が追いつき、チェックに行った小野を振り切り豪快にシュートを叩き込み6点目。
 J2時代に力の差を見せ付けられ、やっと同じ舞台に追いついたと思うのもつかの間。川崎はもっと前に前進していた。そんな現実を見せつけられたこの試合は6-0で終了しました。

 今日は谷口が出場停止ながら、代役の河村が遜色ない出来。攻撃も両サイドからの崩しや中盤からの突破が機能しパスもしっかり繋がり、黒津のボールを受けてからの動きや決定力という結果も正直我那覇を上回る内容。横浜FCの数少ない攻撃のチャンスや森退場後の数的不利も守備陣は全く危なげなしと川崎の弱点が全く見当たらない、そういう試合でした。このまま調子崩さず行けば川崎がJ1優勝してしまうかも、というぐらいの。
 横浜FCの守備が通用するのも、本調子ではない浦和と横浜Mだったからこそなのか?確かに今日は明らかに出来が悪い日ではあったのですが前の2試合で小さな自信が得られただけに、今日の結果はショックでした。ここまでやられたら逆に割り切って、その上で今日の悪かったところを修正していくしかないでしょうか?

 それにしても、今日の試合はなにか「懐かしかった」です。J2上がってしばらくは当たり前のようにこんな負け方をしてたと。
 

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2007年3月10日 横浜FC-横浜Fマリノス

2007年3月10日 Jリーグディビジョン1 第2節
三ツ沢公園球技場 13737人

        横浜FC 1-0 横浜Fマリノス
              (1-0)
              (0-0)
  前7 早川

横浜FC
FW                 9久保竜彦        
MF   11三浦知良      14奥大介       10内田智也                        
             13鄭容臺        6山口素弘      
DF  27中島崇典  2早川知伸    30小村徳男   4和田拓三   
GK                21菅野孝憲

GK 21菅野孝憲 6.5 ゴール前本当に危険なところ、決してゴールを割らせない。時間稼ぎも一級品。
DF  4和田拓三 6.0 上がって攻撃参加に絞って守備に、合格点の出来。
   30小村徳男 6.5 対人能力の強さで守備にはもちろん、攻撃でもアシストで活躍。
   2早川知伸  7.5 上がって先制点に粘り強くピンチを体を張って防ぐ、まさに今日の勝利の立役者。
   27中島崇典 6.0 田中隼やマルケスを相手に落ち着いた守備でサイドを守りきる。
MF 6山口素弘  5.5 相手の寄せが早くボールをキープし切れなかったのと、ドリブラー相手に苦しむ。
後27→19難波宏明 6.0 サイドで守備的な役割を任されていたようだが、その役割は十分果たす。
   13鄭容臺  6.0 中盤での地味な相手つぶしは、守って勝つこのチームに欠かせない。
   10内田智也 6.0 裏への飛び出しと、前からの厳しいチェックと。攻守両面でいいところを見せる。
   14奥大介  5.5 前節浦和戦よりはチャンスはあったものの、攻撃力の生かせない日々が続く。
   11三浦知良 5.5 スペースへの動きは良かったものの、体がついていかなく思うようにプレーできない。
後8→12滝澤邦彦 6.0 少ないものの前の試合よりは攻撃の回数が増え、そこでセンスを見せる。
FW 9久保竜彦 5.5 身体能力の高さは見えたが、チャンスをゴールに結べず。むしろ守備にがんばる。

SUB  1小山 26太田 20玉乃 16藪田 17シウバ


横浜Fマリノス
FW    10山瀬功治     15大島秀夫     8マルケス    
MF                33マルクス 
           35河合竜二     29長谷川アリーアジャスール
DF   26田中祐介    4那須大亮    22中澤佑二   7田中隼磨
GK                   1榎本哲也

GK 1榎本哲也 5.5 ピンチはあまりなかったものの、失点時飛び出すタイミングが悪い
DF 7田中隼磨 5.5 押し込める場面が多かったはずだが、攻撃力を生かせない。
   22中澤佑二 5.5 久保をフリーにする場面も見られ、対人能力の強さを生かせていない。
   4那須大亮  5.5 フィードや20分過ぎのプレーはいいものの、立ち上がりの不安定さが致命的に。
   26田中祐介 5.5 光るプレーがある一方、単純なミスが多く不安定。
MF 29長谷川  5.5 負けていた以上、河合より前でもっとプレーしてチャンスを作りたかった。
   35河合竜二 5.5 主にボールの出し役として前線にボールを送るも、チャンスにならず。
   33マルクス  5.0 攻撃面で全くいいところを見せられず、早い時間の交代も仕方がない。
後14→11坂田大輔 5.5 交代後のファーストタッチ、チャンスを相手にクリアされてから精彩を欠く。 
FW 8マルケス 6.0 前でボールを持つことができ、最初の時間帯活躍も怪我であえなく交代。 
前29→19乾貴士 6.5 キレのあるドリブルはマリノスの大きな武器になった。あとは抜いてからのプレーを。
   15大島秀夫 5.5 体を張って、なんとかシュートまでは持ち込むものの。相手DFに苦しむ。
後28→20ハーフナー 5.0 高さは見られたものの、それ以外のプレーでいいところを見せられない。
   10山瀬功治 6.0 決定的なシュートを何本も打ちながら、呪われたようにゴールに入らない。

SUB 21高桑 28天野 6上野 17吉田
  
 
 横浜FCのホーム初戦は、9年ぶりの横浜ダービーになります。
 9年という年月が経ちながら、もつれる糸のように両チームの因縁が消えず。あの時敵味方だった小村と山口は横浜FCで同じチームに。フリューゲルスにいた大島や、ユース育ちの坂田や田中隼がマリノスに、ベンチには吉田孝行も。
 そして去年までマリノスにいた久保と奥が横浜FCでと、ただ単に同じ街のチーム同士の戦いといった意味を超えた戦いになります。

 市長が挨拶でFCのほうがんばれといってマリノス側を煽り、カメラマンの多くはマリノスのゴール裏に陣取りと、本来マリノスが格上であるはずの戦いながら横浜FCひいきの空気が。
 両チームのサポがそれぞれ水色と白、赤白青のボードを掲げ三ツ沢が二つに分かれその中を選手入場。この因縁の試合が始まります。

 横浜FCは守備的なチーム。そんな先入観を裏切るように横浜FCが出だしから飛ばしていきます。
 前半1分カズがマルクスからボールを奪いロングシュート、その後山口、中島のロングボールから相手DF裏へ内田が飛び込みと、横浜FCのペースでの立ち上がり。マリノスDF陣は戸惑っているのか動きが不安定で、相手攻撃を止めても自分たちのボールにできません。
 7分、中島からのフィードが久保に渡り、これはなんとかマリノスDFがCKに逃れます。しかしそこから続きのプレー。山口が前線へのボールを小村が競ってゴール前に落とし、そこには早川が。相手GK榎本が飛び込むところ、冷静に、冷静に、ループシュートでGKの頭を越し、横浜FCが電光石火の先制点を奪います。
 しかし20分頃からはマリノスも落ち着きを取り戻し、マルケスにボールを預け攻撃を展開しリズムを取り戻していきます。29分マルケスが負傷退場して、横浜FCもほっと一息かと思いきや今度は代わって入った乾がドリブルで仕掛け苦しめられます。結局前半20分以降はマリノスの流れで試合が進み、ロスタイムには田中祐のミドルシュートがバーを叩くなどチャンスを作りますが、横浜FCが何とか守りきり前半を折り返します。

 少ないチャンスで点を取って、あとは守りきって勝つ。さんざんJ2で見せてきた横浜FCの勝ちパターンですがそれがJ1の、しかもマリノス相手に通用するか。運命の後半はよりマリノスの攻撃が激しくなります。
 乾から山瀬とつないでシュート、那須がセットプレーからのヘディング、山瀬が切り込みシュートがDFに当たるも菅野が止め、山瀬のFKはゴール枠の角にあたりと、マリノスがいつ1点取ってもおかしくないチャンスを作りますがどれもゴールの枠に中に入りません。
 守る横浜FCにとっては、残りの10分や5分といった時間が普段の何倍にも感じるようなそんな苦しい時間が続きます。そしてロスタイムの3分もしのぎきり、本当に苦しいこの戦い。横浜FCが1-0で勝利しました。

20073111
 うまいプレー、きれいなプレーが見れる試合ではなく。守る横浜FC、攻めるマリノスの両チームの選手が体を張ってぶつかり合った泥臭い試合でした。
 その中で横浜FCが格上のマリノスになぜ勝てたのか。一つは出だし意表をついて点を取り、後は守るというゲームプランがまんまとはまったこと。
 そして、マリノスのシュートが16本、うちゴールの枠に当たったのが3本と攻め込みながらマリノスが点を取れなかったこと。
 オカルトっぽい話になりますが。フリューゲルスをつぶされ、JFLに参加できるも今度は苦しいJ2の戦い。そこを勝ち上がってきてやっとのJ1の舞台。そんな苦しんできた横浜FCに、この大舞台でサッカーの神様がご褒美にちょっとだけ幸運をプレゼントしてくれたかな。そんな思いを持った三ツ沢の夜でした。
 

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