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2007年8月18日 横浜FC-ガンバ大阪

2007年8月18日 Jリーグディビジョン1 第21節
三ツ沢公園球技場 8426人

        横浜FC 1-1 ガンバ大阪
              (0-0)
              (1-1)
    後24 和田       後22 遠藤


横浜FC
FW                 25平本一樹      
MF   12滝澤邦彦   7吉野智行      24根占真吾    3呉範錫                      
                   8マルコスパウロ             
DF   18小野智吉   26太田宏介      2早川知伸   4和田拓三   
GK                 21菅野孝憲

GK 21菅野孝憲 6.5 結構際どいシュートもあったが、持ち前の反射神経ではじき出す。 
DF 4和田拓三  7.0 早川退場後センターで相手攻撃をしのぎセットプレーで得点と、穴を埋め釣りが出る活躍。
   2早川知伸  6.0 2枚のイエローで退場だが、退場覚悟でないと止められない状況で体を張ったもの。
   26太田宏介 6.0 正直、相手の個人技に分が悪かったが何とかついていく。フィードが良かった。 
   18小野智吉 5.5 自分がボールを持つと攻撃の持ち味が出るが、相手は加地・遠藤とはいえ守りに苦しむ。   
MF 8パウロ   6.5 ボールを持たせると危険なところを、勘よく、上手に、強くつぶしボールを取り戻す。 
   3呉範錫   6.0 中盤からのプレス、右サイドからの突破でチャンスを多く作る。ボランチよりサイド向き。
   24根占真吾 5.5 悪くないがボールを経由することが少なく、試合の中で埋もれてしまう。
後37→10内田智也 - 今日の吉野みたいなプレーを、彼にやってほしいなあと
   7吉野智行 6.5 中盤で豊富な運動量で相手攻撃をつぶし、スペースに飛び込んでチャンスを作る
後15→23岩倉一弥 6.5 緊急での投入ながらしっかり相手の攻撃を防ぎ、ボールを持ったらいい上がりも 
   12滝澤邦彦 6.0 その正確なキック一本で、決定的なチャンスを作りCKでアシストもする。
後40→34西山貴永 -
FW 25平本一樹 6.0 攻撃面ではいまいちも、前線からの激しいチェックで相手DFを混乱させた。

SUB 1小山 20玉乃 16藪田 29曺永哲


ガンバ大阪
FW           18バレー      11播戸竜二
MF  10二川孝広                        7遠藤保仁
           27橋本英郎        17明神智和
DF  13安田理大    6山口智     5シジクレイ    21加地亮
GK                  22藤ヶ谷陽介

GK 22藤ヶ谷陽介 5.0 バックパスキャッチに、クロスボールこぼしてCKから失点などミスが多い。
DF 21加地亮   6.0 すばらしい突破力でクロスを上げるも、クロスがいまいちなのは代表の通り
   5シジクレイ  6.5 強い対人能力に、パスでの展開力も攻守に活躍。いなければきっと負けていた。
   6山口智    5.5 平本のチェックなどもあって、パスが通せずここからの攻撃が組み立てられない。
   13安田理大  5.5 ボールを預けようとパスが来るが、ここでボールを失うことが多かった。
後8→8家長昭博 4.5 軽いプレーでボールを取られ、カウンターの餌食になること数度。ピンチを招く。
MF 17明神智和  5.5 地味に相手のつぶし役をこなすものの、今日は相手が良い日だった。
   27橋本英郎  6.0 前半ボランチ、後半左SBで攻守にそつなくプレー。
   7遠藤保仁   5.5 PKを決めるものの、相手のプレスの強さに苦しみ技術を出せなかった。
   10二川孝弘  6.0 攻撃の組み立てにシュートに、攻めの中心になるがシュートが入らない。
FW 11播戸竜二  5.5 裏に抜ける動きがオフサイドになったり、パスが流れたり周りとどうにもかみ合わない。
後42→19中山悟志 -
   18バレー   6.0 ボールを受け、時には自分で突破しシュートをいっぱい打つが、ことごとく入らない。 

SUB 1松代 2中澤 15青木 20寺田 31倉田


 今年の4月から、三ツ沢は遠距離の通いなんですが。18きっぷを握り締めながらやや憂鬱な気持ちで考え込んでいました。マリノス戦でボロ負けし、甲府にも勝てず中断期間から良くなる兆しもなし。このまま降格を見送るしかないのか?しかも今日は首位のガンバが相手だし。
 でも、今日の試合が終わったあと、そんな気持ちは吹き飛んでしまいました。すばらしい試合は突然やってくる。

 横浜FCは、また布陣変更。平本1トップに、1ボランチにパウロ。いまだにチームの方針が固まってないと不安にさせられます。また山田出場停止で小野が左SBに入ります。
 一方のガンバはいつもの布陣。そして代表レベルの選手がごろごろいます。テレビで見たことある選手ばっかりって感じで。

 順位も真逆、名前でも完全にガンバが上位ですが。いざ試合となるとそれは関係ないとばかりに、横浜FC が主導権を持って試合を進めていきます。
 1分、吉野のカットから呉とつなぎカウンターもシュート打てず、さらに滝澤→パウロとつなぎ小野のオーバーラップから中の根占へ、そしてシュートからCKと。あまりに予想外な展開。
 横浜FCの守備といえば、引いてスペースを消す守り方でしたが。今日に関しては前から積極的にプレスをかけてボールを奪い、パスをしっかりつないでシュートまで持っていくと、どこのチームだよこれ?というような内容のサッカー。
 ガンバも最初のうちはノーガードで殴り合いをやるような雰囲気でしたが、徐々に相手のボールを持たせ、カウンターを狙うような感じに。ただ、ガンバも個人能力は抜群に高いですから個人技でも結構崩してきます。加地にバレーと一人で突破してきますが、最後DFのマークとGK菅野もシュートをうまくはじきと失点せずに試合を進めていきます。
 ガンバもやや動きが鈍い感はあったものの、横浜FCが抜群にいい内容で。双方チャンスを作りながらの0-0での折り返しになります。双方積極的な中での0-0。

 後半、ガンバは安田を家永に交代、橋本を左SBに。ただ家永が不調でガンバも攻めあぐねます。
 しかし、後半14分。裏のボールに抜けた播戸がフリーになりそうに。抜かれると決定的なところを早川が強引に止めますが、これが2枚目のイエローで退場になります。
 横浜FCは吉野を下げ岩倉を右SBに、和田をセンターでしのぎ、さすがに引き気味に。押し込まれる中22分呉がPA内で相手を倒してPKを与えてしまい、これを遠藤が決め。ガンバ、やっとのことで先制します。
 多分、横浜FCにとって今年ベストの試合をしているこの試合、それでも負けるのか?
 しかし、その直後24分。岩倉ドリブル仕掛けから左の滝澤へ。センタリングのボール藤ヶ谷がこぼしてCKにしてしまいます。この貴重なCKに和田が合わせ、取られてすぐに追いつきます。
 この後横浜FCは、慣れないはずの和田や岩倉の粘り強い守備、バレーをフリーにしたシーンもバレーが外すなど運にも恵まれ、胃がきりきりと痛む残り時間をきっちりと守りきり、勝ち点1を手に入れました。

53400095
 ガンバにとっては「勝ち点2を失った」試合。試合後には、ゴール裏いっぱいのガンバサポから厳しいブーイングを受けていましたが、今日に関しては横浜FCをほめてほしかったな、と。
 たった1の勝ち点、でも引かずに中盤でボールを奪え、パスやドリブルで相手を崩し、一人少ない中でPKで先制されながら、直後追いついて勝つ。しかも相手は首位のガンバ。得られた果実は小さいものでしたが、内容のある本当にすばらしい試合を見せてもらいました。
 遅いながらやっと、J1で戦えるチームが作れてきました。そしてこのタイミングでその時期がやってくるとは。
後は時間との戦いですが、ひょっとしたらJ1に残れるかも。 

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2007年8月11日 横浜Fマリノス-横浜FC

2007年8月11日 Jリーグディビジョン1 第19節
日産スタジアム 53916人

        横浜FC 1-8 横浜Fマリノス
              (0-2)
              (1-6)
   後37 平本        前30 大島
                  前44 坂田
                  後6  山瀬功
                  後17 山瀬幸
                  後20 大島
                  後27 大島
                  後29 山瀬功
                  後43 大島


横浜Fマリノス
FW          11坂田大輔          15大島秀夫         
MF     8マルケス        10山瀬功治        17吉田孝行
                      35河合竜二     
DF   13小宮山尊信   3松田直樹    22中澤佑二   7田中隼磨
GK                   1榎本哲也

GK 1榎本哲也 6.5 中に入ってくるボールを試合通じほぼ完璧に処理。抜群の安定感
DF 7田中隼磨 6.0 吉田と息があったプレーで、右サイドからの攻撃の組み立てをしっかりとフォロー。
   22中澤佑二 6.0 難波をしっかりとマークし、本当に強いDFと改めて思わさせられる。 
   3松田直樹  6.0 こぼれ球さえ注意すれば危険な場面もなく、栗原をテストで出せる余裕が。
後22→30栗原勇蔵 5.5 相変わらず強さを見せてくれたが、少々荒っぽく、失点も防げるものだった。 
   13小宮山尊信  5.5 1アシストあったものの、ここ経由のパスはリズムが悪くなりボールの取れる場所に。
MF 35河合竜二 6.5 相手の攻撃を防ぎ、ボールを奪い味方に展開していく仕事をきっちりとこなしていた。
後27→6上野良治 5.5 せっかくのチャンス、守備攻撃とも河合を上回るパフォーマンスを見せれず。
   17吉田孝行 6.5 右サイドからボールの預かりどころになり攻撃を組み立て、周りの選手の良さを生かす。
   10山瀬功治 7.0 ボールを持ったら個人技で仕掛け、受けるときにはいい場所に入り込みシュートも決める。
   8マルケス  6.5 本当に技術があり、ほとんどの攻撃が彼経由で組み立てられる
ハーフ→32山瀬幸宏 7.0 技術がある上に、切り込んでシュートを打ってくる分マルケスよりさらに嫌な相手。
FW 15大島秀夫 7.5 4得点全部ごっつあんゴールだけど、その場所にいてきっちり決めるのはいいFW。
   11坂田大輔 6.0 持ち味を十分には出せたとはいえないが、一瞬の隙でシュートを決めた技術はすばらしい。

SUB 31飯倉 4那須 18清水 20ハーフナー

横浜FC
FW            19難波宏明     25平本一樹      
MF   12滝澤邦彦                        14奥大介                        
           8マルコスパウロ       3呉範錫      
DF   4和田拓三   26太田宏介      2早川知伸   32山田卓也   
GK                 21菅野孝憲

GK 21菅野孝憲 4.0 8失点全部の責任と言わないが、1失点目の平凡なクロスをこぼして失点はありえない。
DF 32山田卓也  5.0 サイドに来るボールのインターセプトや対人能力で、少しは良さが見えた・
   2早川知伸  4.5 中盤の守備も悪いが、DFラインをずるずる下げ好き放題やられてしまった。
   26太田宏介 4.5 対人能力の強さは見られたが、相手がボールをまわすスピードについていけない。 
   4和田拓三  4.0 しぼってセンターで守備に入った時、ボールウオッチャーになっている場面が多かった。
MF 3呉範錫   3.0 中盤から崩してくる相手、シュートを打つ相手をどフリーに。ここまで大量失点になった責任は大きい。 
   8パウロ   4.5 スペースを埋めたりパスで展開など能力の高さは垣間見られたが、大量失点で気持ちが切れてた。
   14奥大介  4.0 とにかくボールを持って前に進める場面がほとんどなく、チームとして攻撃にならない。
後18→34西山貴永 5.5 よく動いて戦おうという姿勢は一番見せてくれたが、少々エキサイト気味。
   12滝澤邦彦 5.0 ゴール前にボールを出そうという意識はあったが、単発クロスで崩せる相手でない。
後30→20玉乃淳 6.0 途中交代で入ってからリズムもよくなり1点返せる。今のチーム状況だからこそチャンス。
FW 25平本一樹 5.5 ちょっと引いたほうが持ち味が出るだけに、難波の怪我が痛い。得点後の不機嫌さが印象的。
   19難波宏明 6.0 なんとか一人で局面を切り開こうと動くが、縦に抜ける際相手にぶつかり大怪我。心配です。
前44→29曺永哲 5.0 最終ライン火だるまの状況で本当に何もできず試合が終わってしまった。

SUB 1小山 18小野 7吉野 24根占

 


アジアカップが終わり、J1再開初戦は横浜ダービーからのスタート。

 今の横浜FC最下位のチーム状況を差しての、マリノス側からの煽り文句「最後のダービー」
 こういったポスターが張られていましたが、逆にいえばこの横浜ダービーを、マリノス側が意識しているかの証拠で。ただでも技術のあるマリノスが、さらに今日は絶対負けられないとどれだけ気持ちの入った試合ができるか。
 一方の横浜FCは中断期間に外国人を総入れ替えし、新しいチームがうまくいくかが試される試合になります。

 お互い4-4-2の布陣でのスタートながら、両チーム最大の違いは両サイドの攻撃的MF。マリノスは吉田とマルケスが攻撃の組み立て役になり、そこに両サイドバック、山瀬功、FWが動いて攻撃を組み立てていきます。
 一方横浜FCは奥と滝澤も攻撃的なセンスはあるものの、役割は後ろの選手と協力して守備で追い込む役割になります。
 必然的にマリノスが押し気味に試合を進めていきますが、これは計算内の試合運びで。マリノスは立ち上がり積極的に攻め込んできたものの、前回のダービーでカウンター一発でやられたトラウマもあるのか徐々に攻めもスローダウンしていきます。ただ、横浜FCも難波の単独突破と滝澤の苦し紛れなクロスしか攻撃の糸口がなく試合は徐々に落ち着いて来る流れに。
 それが変わったのが前半30分のプレー。吉田が右に開き、フォローに入った河合がセンタリング。GKが簡単にとれるボールながら菅野がこれをポロリとこぼし、大島がこれを詰めてマリノスが先制します。菅野痛恨の凡ミスで守って勝たないといけない横浜FCが失点。
 さらに悪いことが続き、前半43分平本の縦パスに反応し走り出した難波が相手DFと交錯し負傷退場、その直後にパウロのクリアボールが坂田に渡ってしまい、チェックが一瞬遅れたためこれを決められて2失点目を喫してしまいます。
 2点マリノスがリード、しかも横浜FC攻撃の柱難波を失ってのハーフタイムになります。

 後半は、マリノスが好き勝手放題に攻める展開になります。
 というのも、横浜FCの両ボランチの守備が全然効かず、DFラインもずるずる下がっている状態で。つまりマリノスMF陣が全くプレッシャーを受けることなく攻められる、ということになります。
 後半6分山瀬功→山瀬幸とつなぎ、小宮山に預けクロスボールを山瀬功が合わせて3点目を皮切りに、まるで練習でも見ているかのようにパスを簡単につなぎ、最後はフリーでいる選手が簡単にシュートをゴールに入れていきます。
 たぶんピッチ上の選手もそうでしょうが、見てるこっちも意識が朦朧としている状態。
 30分に玉乃が入り少しだけ落ち着きを取り戻し、37分に平本のゴールで1点返すも大勢に影響はなく。結局8-1でマリノスが前回のダービーのお返しをきっちりとした。そんな試合になりました。

 前回の対戦では、マリノスはチームが未完成での状況でしたが。8月のマリノスは全員の能力の高さがきっちりと引き出された完成されたチームになっていました。吉田・山瀬功・マルケスのアタッカーは反則で、小器用なだけだと思っていた山瀬幸が成長し、大島も絶好調と、手のつけられない攻撃陣。横浜FCの不調ぶりを差し引いても後半はマリノスがリーグの台風の目になるだろうと思わせられるような内容でした。
 横浜FCは、新加入のパウロと呉は個人能力は高そうでしたが、新しく作り直したチームは息があっておらず。勝てない→補強→チームがさらにぐちゃぐちゃに→勝てない→・・・・の過去いくつかの降格チームが見せた悪魔のサイクルにはまるのか。

 ただそんな不安を考え込みながら、今日は日産スタジアムを後にするしかなかったのでした。

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