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2007年9月29日 ジュビロ磐田-横浜FC

2007年9月29日 Jリーグディビジョン1 第21節
ヤマハスタジアム 8426人

     ジュビロ磐田 3-0 横浜FC
              (2-0)
              (1-0)

    前31 前田
    前43 前田
    後41 茶野

横浜FC
FW         11三浦知良        29曺永哲        
MF  12滝澤邦彦      39三浦淳宏          3呉範錫                         
                8マルコスパウロ      
DF  26太田宏介  2早川知伸     5室井市衛   32山田卓也   
GK                21菅野孝憲

GK 21菅野孝憲 6.0 3点取られたが、それでもGKが2点は確実に止めていた。   
DF 32山田卓也  5.5 こちらサイドは崩される事はなかったが、他の場所へのフォローが足りない。  
   5室井市衛  4.0 何より、ゴール前でシュートを打とうとしている選手にきっちりと体を寄せてほしい。   
   2早川知伸  5.0 ゴール前でシュートを打たれる場面が多く、もう少し思い切ったチェックを。  
   26太田宏介 5.5 対人の強さに、攻撃参加も見せたが。太田・加賀を相手に崩される場面も。   
MF 8パウロ    5.5 よく動いて相手をつぶすも、味方のフォローなく、出て行ったスペースを使われる。
   3呉範錫    5.0 右サイドからの崩しも相手に囲まれ、ほとんど中へボールをいれられなかった
後15→10内田智也  6.0 同じく途中交代の西山と組んでの崩しが、チームで唯一攻撃の形になっていた 
   39三浦淳宏 5.0 所々にうまいプレーを見せるが、肝心の動きが少なく相手に中盤を崩される。
後15→14奥大介 5.0 盛大なブーイングで迎えられるも、相手に怖さを与えるような仕事が全くできず。  
   12滝澤邦彦  5.0 下がってもスペースを埋めれず、攻めても前にボールをもてないなど攻守に半端。  
FW 29曺永哲   5.5 前に行こうとするも、相手DFが強く仕事をさせてもらえず。
   11三浦知良  5.5 速く崩そうとしてる意識はよく分かったが、周りと合っていなくパスミスになる。
後23→34西山貴永 6.0 ちょこちょこよく動きパスやシュートに絡むことで攻撃のリズムがうまれた。

SUB 1小山健二 4和田拓三 30小村徳男 6山口素弘

ジュビロ磐田
FW         18前田遼一       22カレンロバート
MF   27上田康太      11西紀寛        7太田吉彰
            8エンリケ       25ファブリシオ
DF     3茶野隆行     5田中誠      15加賀健一
GK                 1川口能活

GK 1川口能活  6.0 手を使う機会もあまりなく、中盤もきっちり味方が制止キックの機会もあまりなかった日。
DF 15加賀健一 6.5 守備も危なげなく、時々見せるオーバーラップも効果的に機能する。
   5田中誠   6.0 ほとんど守備での仕事はなし。惜しいミドルシュートに茶野のアシストに攻撃に力を入れる。
   3茶野隆行  6.5 対人の強さで相手にほとんどシュートを打たせず。セットプレーからの得点はおまけ。
MF 25ファブリシオ 6.0 ポジション取りやパスを見ていると、すごく視野が広い選手だというのが分かる。
   8エンリケ   5.5 役割としては他の選手が出て行ったフォローをする感じか。
   7太田吉彰  6.5 右サイドから切り込みやセンタリングが、チームの攻めの大きな武器になった。
後39→10成岡翔 -
   11西紀寛   6.5 中盤で個人技で仕掛け、そこから両FWが動く事で多くのチャンスを作れた。
   27上田康太 5.5 FKを任されるなどテクニックはありそうだが、ボール出しに終始でもう一歩攻めを。
FW 22カレン   5.5 動いて何とか局面を打開しようとするも動きが重く、シュートも入らない。
後22→16林丈統 6.0 一生懸命ボールを追いかけ、いいシュートを放つがゴールには嫌われた
   18前田遼一 7.5 個人技で相手を崩し、一瞬の隙を逃さず正確にシュートを決める。文句なし今日のMVP。
後43→9中山雅史 - 少ない時間、あわや得点のシュートを放つ。思ったより元気でなにより

SUB 21佐藤洋平 2鈴木秀人 4大井健太郎 14村井慎二


53400117
 磐田駅からバスで20分ほど、ヤマハの工場の中にあったという感じの、初のヤマハスタジアムです。バックスタンドって山の斜面にへばりついて建ってるのね。ただスタジアム自体は球技専用で傾斜もあるので見やすさでは抜群でした。

 横浜FCはJ1残留にはがけっぷちの状況、三浦淳宏が移籍後初のスタメンになります。そして磐田も中位に甘んじ監督が変わってどんなサッカーが出来るかというところ。正直お互いぱっとしない同士の試合で、今日の小雨で寒い天気がそれを象徴してるか、とも思ってしまいます。

 試合は磐田のサッカーで進んでいきます。ボールをしっかりと回し、右サイドからの太田のクロス、中からは西の崩しと形を作り、最後シュートを打つ形ではしっかりとシュートを打つ人がフリーに。上田・太田・西・太田と立て続けにシュートが続くものの、それが入らず磐田にとってはややストレスの貯まる展開に。
 横浜FCはそういった運に助けられているものの、中盤のパウロが一人でボールを持つ相手を追いかけて、フォローがない状態。そこで中盤で相手に自由にボールを回され、シュートもDFの寄せが甘く簡単に打たれてしまいます。せっかくボールを持っても攻撃に工夫がなく、ただ個人でしかけるばかり。それも相手の組織立った中盤と、強いDFにつぶされと、八方ふさがりの状態。
 両チームとも決め手がなく進む中で、前田遼一の個人技が試合を動かします。前半31分、スローインのボールを受け、DFを背にボールをキープ。そしてうまく体を反転させ、振り向きざまに打ったシュートが決まり磐田が先制。さらに43分には加賀の右サイドからの突破、クロスを跳ね返すもそこから縦パス。うまく走りこんだ前田が角度のないところからこれまた難しいシュートを決め、磐田2点リードで前半を折り返します。

 2点を追いかける横浜FCは、後半立ち上がり曺のポストからカズシュート、三浦淳とカズとの崩しからと、チャンスを作るも決めれず。後半15分奥・内田と同時に投入、23分には西山と攻撃的な選手を入れます。単純に運動量があり、さらに技術のある選手が入ったことで攻撃の形は出来るものの、やや不利な時間と見るや磐田もカウンター狙いで、シュートも遠目からに。動きのいまいちだったカレンに代えスピードのある林を入れたことで、またその方向性もはまり、終了間際にはCKから田中の折り返しを茶野がゴールでダメ押し。さらに中山にもあわやのシュートも打たれ。結局、3-0で順当に磐田が勝利しました。

53400120
 一ヶ月前に見た、高木監督最後の試合のガンバ戦は何かの幻だったか。監督交代して試合内容はさらに悪化していました。DFは相手のシュートに勝負に行かず、中盤の選手には運動量がなく自由に相手にボールを回され、アタッカーは工夫がない。降格という結果になるのはもうしょうがない。でも、来年以降に向けて何か希望となる一本の方向性が見えないこと、それが一番厳しい事だと思います。ただ選手を集めてくるだけでは何の解決にもならないわけです。
 磐田は内容どおりの点差の勝利でした。でも、いい内容が点に結びつかず、結局は前田が良かったから勝った感じで、まだかみ合っていないのかな、とも感じました。もちろん横浜FCの立場から見れば贅沢な悩みなんでしょうけど。
 
 

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2007年9月8日 ロッソ熊本-YKK AP

2007年9月8日 JFL後期 第9節
KKWING 4486人


     ロッソ熊本 1-2 YKK AP
            (1-1)
            (0-1)
    前17 斉藤     前30 長谷川
                後ロス 朝日

ロッソ熊本
FW         11高橋泰        29小林陽介
MF  31西森正明                        10斉藤紀由
            28吉井孝輔        8喜名哲裕
DF  22森川拓巳   6福王忠世    16矢野大輔    15市村篤司
GK                 21小林弘記

GK 21小林弘記 6.0 セービングの能力は高いが、キックの精度が悪いのが難点。
DF 15市村篤司 6.0 守りと前へのパスはいいものがあり。逆が森川だからか上がりは自重。
   16矢野大輔 5.5 スイーパー気味だったが、かぶってしまったり福王とのコンビネーションはよくない。
   6福王忠世  6.0 対人能力は強いものの、うまさがないために無駄なファールを与えてしまう。
   22森川拓巳 5.5 DFとしての攻撃センスはよくアシストも決めるが、守りでは押し込まれる。
MF 8喜名哲裕 4.0 ボールをキープする事が出来ず何度も相手に取られピンチを招く。
   28吉井孝輔 6.0 中盤からの攻撃の組み立ての起点となる。
   10斉藤紀由 6.5 豊富な運動量で相手ボールにチェックをかけ、攻撃でも上がってパスにシュートに活躍。
後24→関光博   6.0 サイドに開いてクロスをあげる一芸でチャンスを作る。 
   31西森正明 5.5 サイド攻撃も森川が活躍し目立てず、FKでもGK正面など精度がいまいち。
FW 29小林陽介 5.0 本来ポスト役のプレイヤーに見えたが、高橋に仕事をとられてしまった感じ。
ハーフ→9北川佳男 5.0 高橋がボールをキープする中、フォローが足りない。
   11高橋泰 6.0 前線での動きとキープ力で攻撃の起点になるが、簡単なシュートがちっとも入らない。

SUB 1太洋一 3河端和哉 17熊谷雅彦 33小森田友明 13町田多聞

YKK AP
FW                  18長谷川満
MF       16景山健司    14猿田浩得  7朝日大輔
      18黄学淳                        8牛鼻健
                    24萩原洪拓
DF     3堤健吾        6濱野勇気      2小田切道治
GK                   1中川雄二

GK 1中川雄二  6.0 シュートは比較的易しいものが多かったが、それでもミスなく安定したボール処理。
DF 2小田切道治 5.5 高橋のマーク役だったが、入ってくるボールを奪えず攻撃の基点にされる。 
   6濱野勇気  5.5 相手FWの決定力の低さに助けられてるが、危ない場面をつぶせていない。
   3堤健吾   5.0 対人能力にやや難ありか。抜かれて右サイドから崩される場面が目立つ。
MF 24萩原洪拓 6.0 中盤の底からパスで展開しゲームを作る。後はもっとボールを奪えればなおいい。
   8牛鼻健    5.0 立ち上がりだけは積極的に攻めあがるも、徐々に相手に押し込まれる。
後30→10星出悠  -
   18黄学淳   5.0 対面の斉藤が良かったこともあり、自由にボールを扱う事も出来ない。
   7朝日大輔  7.0 長谷川や猿田をしっかりとフォローし、最後ロスタイムに劇的な決勝点。
   14猿田浩得 7.5 ドリブル・パス・スペースへの走りこみ・スタミナ。全てすばらしく一人昇格もありえる。
   16景山健司 6.0 激しい中盤でのポジションチェンジをしっかりこなし、周りとのコンビネーションもいい。
FW 18長谷川満 6.5 1トップでしっかりとボールをキープしMFの上がりを生かし、自分で点もとる。

SUB 22青木大輔 4川野毅 15瀬戸春樹 20木村哲朗 11大西康平 19石黒智久


53400099
 休みにバーゲンフェアでチケットを取って九州旅行中です。
 島原半島の真ん中にあるこの街にいってみたり。島原鉄道というローカル私鉄で諫早から1時間と、思ったより遠い場所にあって長崎県内も広いと感じます。この土地勘があるとVファーレンと長崎市で微妙な遠さがある、なんて話も分かったり。
 さらに島原から有明海を越えるフェリーでたった1時間で熊本に。53400100


 熊本では、お城と、ラーメンと、そしてまたサッカーを。
 KKWINGは、豊肥線光の森駅からバスで10分。試合のある日に臨時バスが出ています。
 そして山の中に忽然と出てきたスタジアムは立派なものでした。陸上トラックはあるものの、アクセスの悪さを除けば十分にJ規格のスタジアムです。ちなみに熊本空港からタクシーかレンタカーならすぐの場所。53400103


 そして試合のほうを。
 現在ロッソ熊本が2位(勝ち点54)、YKKが3位(勝ち点44)の上位対決。プレビュー的にはJ2を目指す熊本がどんなサッカーを見せるか、という試合でしたが。試合を見終わったあとは意外な結論になってしまいました。

 熊本は4-4-2の布陣で、基本はしっかりしてて堅いサッカーをするといった印象。一方のYKKは3-6-1で、トップ下の3人の攻撃的MFがめまぐるしく動く変化の多いスタイルで勝負します。
 一方は来年にもJを目指すチーム、一方は企業チームながら立ち上がり互角での勝負に。熊本は4-4-2からサイドからの崩しで、YKKはカウンターやセットプレーでシュートを狙います。
 前半17分、熊本左クロスに小林陽がフリーもシュートを打ち切れず。しかしこぼれ球をオーバーラップした森川がもう一度シュート、さらにこぼれたところを斉藤が詰め、熊本が先制します。さらにこの後吉井・高橋と大きなシュートチャンスがありますがこれは決めきれず。YKKの守備が甘く楽な体制でシュートが打てるものの、熊本の決定力に難があります。
 YKKは、最初カウンター狙いのチームかと思わせて、試合が進むにつれ攻撃陣の懐の深さを見せてくれます。
 ワントップ+トップ下3人の能力が高く、カウンターもあり、さらに中を細かいパスでつなぐ、個人技のドリブルで仕掛ける、サイドから崩す。普通、チームによって得意不得意があるものの、YKKは全てそつなくこなし、前半30分右サイド猿田がドリブルで崩しセンタリング。中に飛び込んだ長谷川がヘッドでゴールを奪い、1-1の同点に追いつきます。
 前半は1-1で同点での折り返し。

 後半は、熊本は斉藤の突破力と高橋のキープ力を生かしての攻めながら、他の選手のフォローが足りないのと決定力のなさから。YKKは朝日・猿田が仕掛け、シュートを打っていきますが熊本の守備陣がしっかりと守り、お互い点が入らない流れに。
 両チーム攻撃面で良さを出し合っているので退屈な展開ではないのですが、それでも引き分けが濃厚かと思われた後半ロスタイム、喜名のボールを萩原が奪い縦にパス。走りこんだ朝日が相手GKをしっかりと見て頭越しのループシュートを決め。最後の最後、YKKが決勝点を奪い熊本に勝利しました。

53400102
 熊本にとっては数字的にはまだ安心できる状態。しかも負けたくない相手に劇的な負けかたされてもサポーターが拍手で迎えるといった感じでしたが、J2で戦うには今日のようなサッカーをやってるようでは厳しく。シュートの決定力のなさ、攻撃パターンの少なさ、守備の一瞬の隙が目立ち、J2では大崩はしないだろうけど0-1で延々と勝てない試合が続きそうなイメージ。余裕のあるうちにもっと高いレベルを目指すべきかなと。
 個人的にはYKKのほうがおもしろい感じで、守備は弱いものの、攻撃陣の攻撃パターンの豊富さと能力の高さは魅力的。しかもこれが企業チームでサポーターも少ない中で作り上げたというのがすばらしいと思うと同時に、なにかもったいなさを感じます。
 と書いてるすぐ後にYKKAPとアローズ北陸との合併が発表され、富山からJを目指すとか。失点の少ないアローズと組めば面白い化け方するかも。

おまけ:宮崎では、一番の名物を見れた。ピンボケだけど
53400113


  

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