2008年4月19日 FC岐阜-横浜FC
2008年4月19日 J2 第8節
長良川競技場 6269人
FC岐阜 2-3 横浜FC
(1-1)
(1-2)
前20 片山 前44 オウンゴール
後15 吉村 後36 八田
後ロス アンデルソン
FC岐阜(4-4-2)
FW 10片桐淳至 24片山真人
MF 11高木和正 33梅田高志
27菅和範 7北村隆二
DF 6奈須伸也 4小峯隆幸 5川島眞也 19吉村光示
GK 31水谷允俊
GK 31水谷允俊 5.5 急な出番で3失点だがキーパーとしては十分な働き。ただややキックが不安定
DF 19吉村光示 6.0 機を見たオーバーラップにセットプレーからの得点に攻撃面でよさを見せる。
5川島眞也 6.0 体格を生かし、果敢に中へはいってくるボールを跳ね返していた。
4小峯隆幸 5.0 スイーパー的な役割にしてはフォローやフィードに関してちょっと苦しい。
6奈須伸也 5.5 ロングスローは大きな武器に。それでも守りに追われ受けに回る。
MF 7北村隆二 5.0 中盤の守備的なポジションだが、相手MFをうまく捕らえられていない。
27菅和範 6.0 パスの展開に、上がってのシュートに基本的なボランチの動きとして十分な働き。
後41→17山田正道 -
33梅田高志 5.5 前半の時間帯には右からチャンスを作り出していた。
後32→9相川進也 -
11高木和正 6.0 左サイドからの切込みが岐阜の攻撃の武器になる。
FW 24片山真人 6.5 しっかりとしたポストプレーもでき、そして強引に前に振り向きゴールも決める。
後43→15森山泰行 - 現役の森山見れただけでおなかいっぱいです。岐阜サポもカズ見てそう思ってるか?
10片桐淳至 5.5 仕掛けて勝負してシュートしようという姿勢は見えたが、相手を崩せず。
SUB 1河野直人 2深津康太
監督 松永英機 5.5 1点リードして後半相手の猛攻を受けているとき、何かしらはっきりとしたメッセージが出せれば。
横浜FC(4-4-2)
FW 9アンデルソン 19難波宏明
MF 18小野智吉 11三浦知良
17三浦淳宏 5エリゼウ
DF 5エリゼウ 7吉本岳史 3八田康介 8中田洋介
GK 1小山健二
GK 1小山健二 6.0 2失点ながら、広い範囲で入ってくるボールを処理していた。
DF 8中田洋介 6.0 前目のポジションを取れたことで、運動量を生かした前への突破が生きる。
3八田康介 5.5 相手の揺さぶりに負けてしまい、隙を見せ突破されてしまう。
7吉本岳史 6.0 最終ラインがいろいろ変化する中、落ち着いて対応し大きな破綻は防ぐ。
5エリゼウ 5.5 最終ラインに入っているときは動きが悪い。仕掛けてボールを取るほうが向いている。
MF 17三浦淳宏 6.0 中盤幅広い範囲を動きまわって攻撃の形を作る。生きる場所にやっと戻ってきた。
24根占真伍 5.5 どちらかといえば黒子的な感じでバランスをとる役目に徹していた感じ。
11三浦知良 6.0 やや強引気味ながら、勝負を仕掛けシュートを打っていた。
後19→20池元友樹 6.5 点を取りに必死に前に進もうとした姿勢が結果につながる。最高の岐阜凱旋。
18小野智吉 6.0 サイドで入ってたはずなのに、いつの間にか中に入って得点。
後15→13滝澤邦彦 5.5 変なタイミングで入れられたのもかわいそうだが、後半の猛攻に乗り遅れる
FW 19難波宏明 5.5 裏を狙う動きはオフサイドばかりだったが、相手にボディブローのように効いていたはず
後16→14チョヨンチョル 7.0 相手の足が止まってきたところでの突破力は大きな武器になり、同点逆転のきっかけに。
9アンデルソン 7.0 個人技を生かした突破からチャンスを何度も作り、そして最後に決めてくれた。
SUB 21岩丸史也 22吉田正樹
監督 都並敏史 5.5 相手のセットプレー中に攻撃的な選手を入れるとかやめてほしい。しかし選手がリカバリー。
久しぶりに来た岐阜の街は、月並みな表現ながら「変わったな」という感じ。JRの駅前が発展してるし、新しい建物も増えてるし、なんといっても路面電車がなくなっている。
駅前はすっきりしたけどやっぱり寂しい。長良川のスタジアムに路面電車で行きたかったな。

長良川のスタジアムは、10年ぐらい前にグランパスの試合で来て以来。以前はグランパスの準ホーム扱いでしたが、今ではきちんとこうやって地元チームが見れるようになったのです。うらやましい限り。
ちなみに近くには岐阜城と鵜飼の乗船場がありますので観戦ついでの観光の際はぜひ。
岐阜のメンバーをみると、半分ぐらいは元J1経験者のベテランそろいで、それも結構実績のある選手達。チームが急速にステージを上げている状況ではありがちながら昔からの選手がだんだん消えていくのはさびしい。そしてJFLから昇格したばかりながらここまで調子もよく、油断できる相手ではないなと。
横浜FCはメンバー的にはいつもと同じながら、少しポジションを変えてきました。三浦淳とエリゼウのポジションを入れ替え、三浦淳が攻撃を組み立てるのにいろいろ動き、空いたところを根占が埋めなどと試合中いろいろ動きがあります。
試合はまずは岐阜ペース。サイドからの崩し、ポスト役の片山にあてての展開、そしてボランチ菅の上がってのシュートと岐阜の攻撃陣が良さを見せます。
そして前半20分、左サイドスローインからゴールに背を向けた体勢で片山がボールを受け、どう展開するか?と思った瞬間振り向き中に切れ込みシュート。意表をつくプレーで岐阜が先制。
磐石な岐阜、と思われましたが、横浜FCもエリゼウ真ん中で八田と吉本の3バックにし、両サイドからの攻撃を志向する布陣に。さらに気になったのが岐阜守備陣のサイド攻撃からの弱さで、26分アンデルソン28分難波とセンタリングからフリーでシュートを打てますが、いずれもシュートの精度が悪く得点にならず。
しかし、44分アンデルソンからのクロスボールを中に入った小野がやはりフリーでシュート。これもポストに当たるも跳ね返りのボールが戻ってきた菅にあたりオウンゴールとなり、横浜FC前半終了間際に同点といい時間帯の得点で前半を折り返します。
後半試合が動くのは15分。岐阜が横浜FCゴール近くの左からのスローインの時に小野→滝澤の選手交代があったのですが、投げるのはロングスローができる奈須、しかも交代選手の出入りがスローインと逆側のサイドからと集中力を切らすには十分な状況。ロングスローから吉村のヘッドで再び岐阜がリードを奪います。
しかし、この1点ビハインドで横浜FCは続けさまに池元・ヨンチョルとアタッカーを投入、さらにエリゼウも中盤にあげてと捨て身の攻撃。岐阜の選手もやや足が止まり勢いに飲み込まれます。
この時間帯、横浜FCはきれいにサッカーをしようというよりはただがむしゃらに前に行こうという意識で、36分にヨンチョルの突破からCKを得、セットプレーから八田が強引にゴールにねじ込み同点。
そして後半ロスタイム、カウンターからヨンチョルがボールを持ち左サイドを上がります。岐阜の選手が前がかりになって数的優位の展開でクロスボール。中での競り合いをボールが抜け、ファーサイドにいたアンデルソンがフリーに。
一番大事な時間に一番頼りになる人の所にボールがフリーに渡るという最高の状況。これをアンデルソンがきっちりと決め、劇的に横浜FCが勝利しました。
年に1度あるかのドラマチックな展開で、こういう試合見るとやめられないなあって。去年の三ツ沢で引き分けたガンバ大阪戦といい、選手が前を向いて必死に勝ちに行こうという姿勢は見ているほうにも伝わってきますし、そういう時はえてしてきっちり結果が出るものです。このテンションをいつも保つのは難しいにしろ、勝ちに行く必死さは見せてほしいですし、その上で見ていて面白いサッカーをしてほしいなと贅沢なことを思ったり。
岐阜は逆にいいサッカーをしながら後半リードしてから戸惑いがあったのと、動きが落ちてきたのが逃げ切れなかった原因だったと思います。リードして猛攻されているとき、ベンチから逃げるか追加点を取りに行くか明確なメッセージを例えば選手交代などで示せれば逆転まではなかったかなと。大人な試合運びが出来るのもチームの強さのうちですので、選手の経験値は高くてももっとチームとしてそういう経験が必要になってくるのでしょうが、それにはまだ時間が必要なのでしょう。

最後に、昔岐阜にいた池元や、やっぱり有名人なカズに岐阜の客はエールを送っていて、最後つらい負け方をした選手達にも声援をかけてあげていて、いい天気や芝生もある客席と合わせて長良川のスタジアムは一種心地いい空間でした。こんないい場所が地元にあるのはうらやましい、と隣県に今住んでいる自分は思うのでありました。
