2005年8月4日 東アジア選手権 日本-中国(女子・男子)
2005年8月4日 第二回東アジア選手権 決勝大会
大田ワールドカップスタジアム
・女子 865人
日本代表 0-0 中国代表
(0-0)
(0-0)
日本代表
FW 9永里優季 11大谷未央
MF 10澤穂希 7安藤梢
8柳田美幸 6酒井與恵
DF 13宇津木瑠美 3下小鶴綾 2磯崎浩美 15矢野喬子
GK 1山郷のぞみ
GK 1山郷のぞみ 6.0 特に危険な場面なし。DF裏のボールをうまく処理
DF 15矢野喬子 5.5 あまりオーバーラップなかったが、守備機会も少ない
2磯崎浩美 6.0 前線にいいフィードのパスを出す。守備も安定
3下小鶴綾 6.0 相手のFWをきっちり止める。前にいいボールも。
13宇津木瑠美 6.0 いいタイミングのオーバーラップで攻撃に絡む。ただ、やや攻撃力弱い。
MF 6酒井與恵 5.5 終盤、攻撃力によく参加するが試合全体として目立たず。
8柳田美幸 6.5 敵の急所を抑える守備、そして攻撃参加。まさしく日本の中盤の心臓だった。
7安藤梢 6.0 永里や澤とのコンビネーションもよく、攻撃でいい役割を果たす。
→17宮間あや 6.0 パス・シュートなどボールによく絡み、彼女が入ってからややリズムが良くなる。
10澤穂希 6.5 最初は眠っていたもののシュートやパスで攻撃の中心となる。やっぱこの人違う。
FW 9永里優季 6.0 ポストプレーで前線のくさびとなり、大谷や澤をうまく引き出す。もう少し自分で行っても。
11大谷未央 6.0 相手の裏に飛び込む動きでチャンスを作る。シュートがもっとほしい。
→18大野忍 5.5 交代で入ったものの、大谷より良さが出なかった。
中国代表
FW 9ハン・ダン(5.5)
MF 16チ・ティン(5.5) 20リーチェアン(6.0)
17ワン・チャン(5.0) 8チャン・イン(5.5)18イァン・リーナ(6.0) 12クー・フェイフェイ(5.0)
DF 6ユァン・ファン(5.5) 3リー・チエ(5.5) 2グ・ヤン(6.0)
GK 22シャオ・チェン(5.5)
後13 9ハン・ダン→10テン・ウェイ(5.5)
大田で行われた。日本-中国の男子と女子2連戦です。まずは女子の試合から
国際試合ということで、警備員や案内の係員はいっぱいいるものの。韓国と北朝鮮が絡まないカードということもあって、それよりも少ないのではないか?と思わせるような観客数で、17時30分キックオフです。
日本は、4-4-2の布陣で、攻撃力のあるサイドバックの川上直子がスタメン落ち。中国は3-4-3か3-6-1という感じでワントップ9番のハン・ダンに合わせる感じです。
立ち上がり5分、まずは中国ペースの試合で。そのハン・ダンを使い裏に他の選手が走りこみます。中国は18番イァン・リーナがいいパスを何本か出していて危険な存在。
ただ、その後は日本のペース。ベースとして日本はまだ高校生の永里がポスト役で、前線でボールを受けキープします。そして裏に走りこむ大谷や、ボールを下げて澤を使うなど機能します。ただ自分で積極的にシュートを打たず、周りに遠慮しているのか。それにしても湘南にいる兄貴プレースタイルが反対でおもしろいもので。
20分前後、センターバック磯崎と下小鶴から正確なロングフィードが何本か前に入ります。1本のパスでチャンスが生まれます。24・25分、左サイドバック宇津木のオーバーラップ。川上に負けじと積極的な上がりでチャンスを作ろうとします。30分ごろ、中盤の細かいパスと永里のポストプレーからチャンスを作ります。29分永里くさび→澤→安藤のシュート。30分中国ボールを中盤でカット、永里にあて、大谷につなぐもシュートがまた外。
基本的に、日本の攻撃はこの3つをパターンとして攻めていく意図が見えました。その攻撃は機能していてゲームプランとしては良かったものの、シュートが入らず前半は0-0で折り返します。
後半、さらに日本攻撃。1分柳田と宇津木で左サイドを崩します。3分相手GKのミスから大谷→永里。倒されFKも外。14分宇津木から中へ→大谷→澤とつなぐもシュート打てず。前半に続ききちっと日本の攻撃はできているもののシュートが入りません。
そうする間に20分前後中国ペースになり、今度は日本が防戦ペース。ただこの時間もボランチ柳田とセンターバック2人がうまく相手攻撃をつぶします。特に柳田は試合通じ、中国が中盤でボールを持つときっちりつぶしていました。実際この試合中国がペースを握った時間は、この時間と前半立ち上がりだけと圧倒的に日本ペースだっただけに、結果勝てなかったのが本当に惜しかったです。
30分過ぎから最後までまた日本ペース。特に終了直後、圧倒的に日本が攻め込みますが、中国も最後の守備が強くゴールが割れず。結局0-0で引き分け。北朝鮮戦に続き無失点で1分け1敗となりました。
得点できなかったものの、点を取りに行くためにチームとしてどう試合を進めるかという部分はできていたと思います。ただ、シュートが入らなかった。いい内容のサッカーするものの、決定力がないのは日本人として女子も男子もおんなじだなあ。。ってふと思いました。
・男子 1827人
日本代表 2-2 中国代表
(0-2)
(2-0)
後14 茂庭 前37 リー・ジンユ
後42 田中 前43 チャン・ヨンハイ
日本代表
FW 27田中達也 9巻誠一郎
MF 25村井慎二 19本山雅志 17駒野友一
26今野泰幸 30阿部勇樹
DF 29茂庭照幸 3茶野隆行 20坪井慶介
GK 1楢崎正剛
GK 1楢崎正剛 5.5 2失点の責任はないが、シュートへの反応がよくなかった。
DF 20坪井慶介 5.0 マークしていたFWに置いていかれ先制される。後半は良かったが代表で何回。。。
3茶野隆行 6.0 日本の守備が不安定な時間はあったが、茶野個人的には安定した出来
29茂庭照幸 5.5 1得点するものの守備はやや不安定で、攻撃参加もうまく機能せず。
MF 30阿部勇樹 6.5 先制点のFKを蹴る。相手の攻撃をつぶすのもできていた。
26今野泰幸 6.0 豊富な運動量で中盤をかき回し、攻撃時には前に飛び込んでくる。いつもの良さ。
17駒野友一 5.5 右サイドからいいボールを入れていた。らしさはでていたが他にもなにか欲しい。
19本山雅志 5.5 トップ下だったが、いいパスやシュートが少なかった。
後21→28玉田圭司 6.0 ドリブルがいいアクセントになっていた。ただ同タイプの田中がよりいいのが厳しい。
25村井慎二 6.0 左サイドを再三突破しチャンスを作っていた。
後2→14三都主アレサンドロ 5.0 彼にボールが渡るとそこで攻撃が止まってしまう。
FW 9巻誠一郎 6.0 ポストプレーやヘディングの強さでチャンスを作る。あとはシュートが入れば。
後21→16大黒将志 5.0 負けている場面で入ったのに、全く攻撃に絡むことがなかった。
27田中達也 7.5 相手が全く止められないような鋭いドリブルでチャンスを作り、終了間際に強烈なゴール。
中国代表
FW 29リー・ジンユ(6.0) 18ガオ・リン(6.0)
MF 28リー・ヤン(6.0) 13シュー・ユンロン(6.5)
27スン・シャン(5.5) 7チャオ・シェリ(5.5) 20ワン・リャン(6.5)
DF 21チャン・ヨンハイ(6.0) 16ジ・ミンイ(5.5) 4チャン・ヤオクン(6.0)
GK 22リー・レイレイ(6.0)
後14 13シュー・ユンロン→10チェンタオ(5.5)
後24 18ガオ・リン→6チャオ・ハイビン(6.0)
後41 29リー・ジンユ→3ハオ・シュンミン(-)
女子の試合から1時間のインターバルを置いて、20時20分試合開始です。女子の試合より客は増えたものの、それでもカズのいない横浜FC戦のようなのんびりとした雰囲気でした。とても日本で全国中継されているとは思えない感じで。
そしてメンバー発表。日本は3-5-2ながら、びっくりするようなメンバーで。北朝鮮戦から総とっかえできました。普段はいくら調子悪くても選手を全然代えないのに、やる時は全部代えちゃうって、ジーコも無茶をします。
元含むジェフやアテネオリンピックに出たメンバーが中心。それでも、いままでより個人的には自分が見たいと思っていた理想のメンバーに近くてうれしい。久しぶりに代表の試合で心から勝ってほしいと思うようになります。
中国も3-5-2のメンバー。AFCチャンピオンズリーグ予選のマリノス-山東戦で、相手削りまくったり、わざとらしい時間稼ぎされたり、卑怯なサッカー見せられたので中国相手は油断なりません。そしてFWにその山東のリージンユが、ここで会ったかてめえ。。。
試合は女子に続いて、男子も中国相手に押し気味で進めます。もっとも女子だと中国は格上なものの、男子なら勝ってほしいところ。
2分、カウンターから田中ドリブル倒されFK。8分田中から巻へのボールも合わず。まず目立ったのは田中達也の動きで、ドリブルが非常に切れていて中国が止められない状態で、相手守備を切り裂いていく感じ。巻も高さを生かしたプレーで前で勝負します。
さらに10分駒野のクロス今野ヘッドもGK正面、12分村井→巻へのボールなど、両サイドからいいボールが入ります。駒野の正確で早いボール、村井の突破力と両サイドそれぞれ良さを見せます。さらに12分、15分。阿部の中盤での相手のボールカット、さらにそこからFWへいいボールが入ってチャンスを作ります。
と、代表で経験の少ないメンバーながら、各々が自分の得意な部分を十分に出し中国ゴールを狙っていきます。少なくとも、今までの代表よりはおもしろいサッカーをしています。
ただ、守備に関してはコンビネーションがうまく取れないのか、立て続けに失点してしまいます。35分、13番ワンと20番シューがパス交換で崩し、7番チャオが飛び出し中へボール。そこへ29番リージンユが坪井を振り切り、そのボールに飛び込みゴール、中国先制します。そしてリージンユは、ゴール後銃を撃つパフォーマンスで日本サポーターを挑発。よりによってこの選手に。。。
さらに42分、左サイド突破した27番スン・シャンを駒野が倒しFK。これを21番チャン・ヨンハイが決め2-0。
日本は2点ビハインドで前半を折り返します。
せっかく、こんないいメンバーになったのに。このまま負けたらまた元に戻ってしまう。。。そんな自分の心配をよそに、それでも日本は後半追い上げます。選手もこのチャンスは逃せないのは分かってるだろうし。
後半14分、村井から田中へのスルーパス。これを田中倒されゴール近くFK。阿部が蹴ったボールがポストに当たり、跳ね返りを茂庭が詰め1-2、1点差。
日本は追い上げるべく、21分巻→玉田、本山→大黒の2人交代。田中が2列目に下がります。ただ、玉田はともかく大黒がなぜか全く攻撃に絡めません。さらに29分村井に代え三都主を入れます。これも三都主にボールが渡ると相手にカットされるかバックパスするかで余計にリズムが悪くなります。
というわけで25分~35分、中国ペースの時間帯になります。26分にはワン・リャンのFKがポストに当たるピンチ。35分、あのリージンユがまたわざと怪我をしたふりで倒れこみます。案の定タンカで運ばれ外にでたら、すぐに立ち上がりピッチの中に戻ります。
中国もうまく時間を稼ぎ、逃げ切られるかと思った42分。中国の選手がミスしたボールを、田中がカット。これを豪快に振りぬき強烈なシュート、キーパー一歩も動けずゴールに突き刺さります。田中達也の中身はエメルソンか?というようなゴール。2-2の同点に追いつきます。
後3分、ロスタイムは4分。勝ち越し点を。。。というところでしたが、日本はなぜか引き分け狙いで後ろでパスを回し時間稼ぎ、このまま終了して引き分けました。なぜあと1点取りに行かなかったのだろう?
日本は、新しいメンバーがそれぞれいいところを見せ、アピールできたと思います。応援しているほうも新しいメンバーが活躍するのはうれしいものですし、今までのメンバーと競争して、もっと強い日本代表になってほしいと思います。ジーコ監督の元だと個人能力がベースになりますし、そんな中少なくとも少ない選手の中から「代表なのに、なんでこんな選手が。。。」と思わされるような状況から、力がある選手が出れる、当たり前な状況になる一歩になった試合であると思います。
ただ、やっぱり最後勝ちに行かなかったのが悔やまれ、4日の韓国-北朝鮮の引き分けで優勝の可能性がなくなってしまいました。
